キャリアコンサルティングのステップは4つであったり、6つであったり、8つであったり、いろいろな説明がありますが、基本の骨格となる6つのステップは次のとおりです。
① 自己理解
職業興味や価値観などの明確化(相談者自身が理解しているか)、職業経験の整理(棚卸など)、職業能力の確認、環境分析などを行い、相談者自身の理解を深める支援をさす。
② 仕事理解
仕事(ボランティア等も含む)の理解を深めるための支援をさす。情報収集にはインターネットなども活用される。
③ 啓発的経験
インターンシップ、職場見学、トライアル雇用、モデルケースからの情報収集などから職業体験をし、相談者自ら仕事についての理解を深める支援をさす。
④ 意思決定
職業をふくめ、どのような人生をおくっていきたいのか、なりたい自分像を相談者自身が描き、すすむ道を自律的に意思決定できるようになる支援をさす。その際に、長期的な目標のみならず、短期的な目標をもバランスよく設定する必要がある。
⑤ 方策の実行
相談者が目標にむかって実行するプランをより意欲をもって具体的に行動できるように動機づけを与える支援をさす。また、その実行プランの進捗状況等も管理観察し、必要に応じて、変更等のマネジメントをおこなう。
⑥ あらたな仕事への適応
具体的な行動を起こしたあとのフォローアップをおこなう支援をさす。