毎年必ずと言っていいほど出題されている、倫理綱領。
最後の悪あがきでもいいです。これから一緒にチェックしましょう!
テキストのうしろに全文が記載されています。今からひとつひとつ覚えるのは大変なので、過去に出題された項目を中心に、ストーリーとして追って行きましょう。するとまず目につく
大前提 … 『人間尊重』
ここが倫理綱領の土台にあります。そのうえで、読み進めていくと、まず気になるのが、『研鑽』です。勤労者の利益をまもるべく、常に、能力を高めていくよう研鑽につとめる必要があります。
信頼関係の構築のためには、クライエントや関わる人々を「人間尊重」しつつ、プライバシーを侵害しない、守秘義務などをこころえていきます。
研鑽はしますが、能力に限界はありますので、その際は素直に自覚し、専門家に対して支援を求めるようにします。その際ももちろん、クライエントを尊重し、事前に許可を得たうえで行動をおこします。
そして、事前に許可をえることは専門家への支援要請だけではないのですが、唯一、危機介入、たとえば、自傷他害等のおそれがある場合は、その防止に努め、クライエントの不利益を最小限にすることを心得たうえで、事前に許可なくても正しいあるべき行動を起こす必要があります。(自傷他害、不法行為の防止等)
ここはうるさく言われるところですが、『二重関係の回避』は忘れてはいけないところです。二重、多重な関係をクライエントとの間で持つのは好ましくありません。(禁止事項です)
産業カウンセラーは『人間尊重』の立場をつらぬくので、クライエントの『自己決定権』を尊重します。人間の成長力を信じ、今悩んでいるクライエントも、支援することにより、自分自身で意思決定できるようになるという立場です。
おおざっぱな説明ではありますが、知っていると知っていないとでは大きなちがいがあるポイントです。最終チェックを抜かりなくしていきましょう!
実技試験を乗り切るコツはこちらでどうぞ