キャリコン面接試験対策となると、
「普段通り、相談者第一でやっていると大丈夫だから、対策など不要」
「時間で区切ってロールプレイを構成するとは何事だ!(怒)」
と、急に否定的な見解を示す方がいらっしゃいますが、それは、万人にあてはまることではありません。
もちろん、相談者不在の対策ありきなロールプレイはNGです。これは何回受けたとしても合格はなかなか近づいてくれません。
しかし、だからと言って、対策を嫌うことは、これまた、あなたを合格から遠ざけることになります。
もちろん、なんの対策もなし、普段のまま試験に臨んであっけなく合格を手にされる方もいらっしゃいます。しかし、それはほんの一握りの方であって、その一握りの方に、運やタイミングも味方しただけの場合であります。
たとえば、CL役が明らかに緊張していて、支離滅裂な話をされる方だったら、どうでしょうか。リアルな実務での面談でも緊張される相談者は少なからず存在しますしかし、その場合、それを受け止めきれないからと、カウンセラーの評点がつけられたり、評価が下されたりするものなのでしょうか?それも高々15分や20分の中の話です。
実際の相談者では一刀両断な判断が下されなくても、試験では一方的に、すべてカウンセラー由来の判断が点数になってでてきます。
これは、運やタイミングの部分が大きいのです。
そこに備えるためにも、時間のコントロールや、評価される部分をロールプレイに織り込んで面談を進める必要があります。言い換えるならばそれが試験官に見て取れないと、合格は近いとは言えないのです。
対策を毛嫌いするのではなく、もちろん、盲信するでもなく、合格するために、という視点でフラットな気持ちで、キャリコン面接試験対策をとらえていきましょう。