日曜日に実施された第3回国家キャリコン試験。論述試験は模範解答が公開されておりません。
出題範囲や、必要能力体系から考えてみると、自力で解答を導きだすこともできなくはありませんが、一人で勉強をするとなると、
「これで合ってるのかしら?」
と不安になってしまうと思います。
これから数回にわけて解答にたどりつく自力勉強のためのヒントを記載していきます。問題はキャリア・コンサルティング協議会(CCC)主催のものです。(あくまでも1つの考え方です。このヒントが唯一の考え方であると限定するものでも、これ以外では得点がとれないと断言するものではありません。)
また、JCDA主催試験に関しての解答例のお問い合わせもいただきますが、これはやはりCDAを持っていらっしゃる方のほうが解答例を出すにふさわしいと私は考えますのでそこはご理解くださいませ。やっぱり餅は餅屋ですよ!!
では、さっそく一緒に紐解いていきましょう。
問題は
https://www.career-shiken.org/files/past/03_jitsugi_mondai.pdf
から参照できます。第3回試験問題には、答案用紙も公開されています。
設問1に関して、解答欄は2行、設問内容も第2回とほぼ同じ内容になっていますが、第2回から進化しているのは、CL1の具体的な発言に対しての応答を求めていることでしょう。
逐語をみると、次のCL2の発言がより具体的な心情を述べているので、CLの気持ちのいわば「深掘り」をする応答を記載する必要があることは見て取れます。(※個人的には深掘りという言葉はスキじゃないんですけど、わかりやすいので遣いますネ)
ただ、解答欄2行あるので、しっかり、CL1の発言を「受け止めて」そのうえで深掘りする問いかけを書きたいところです。問いかけだけだと、2行は埋まらないですね。
(※簡潔で行数を埋める必要はないというご意見もありますが、技能検定の採点方法から推測するに、過不足なく多く答えるほうが得点になりやすい傾向を鑑みています。)
これは、逐語のCCさんが他のやりとりでCLに対する受け止めをしている、していないに、かかわらず、「キャリアコンサルタント」としてのあなたなら、という視点で解答をつくりあげていくにあたり、CCとしての受容感を醸し出すポイントでもあります。
その部分を含みおいてあなたらしい解答を作り上げて行ってください。
BKSワールドの解答例は近日中にご用意しますね。