おはようございます。昨日に続いて、第3回国家キャリコン試験論述 解答例を自分で作っていくためのヒントをお伝えしていきます。今回は設問3①、②のヒントをお伝えしますので、これで、コンプリートです。
設問1、設問2に関してはすでにお伝えしています。
第3回試験の設問3では具体的に「助言・教示」という文言が使われています。これは、相談者に対して気づきを与え、相談者が主体的に、目標に向かって行動できるようになるための支援を指しています。
論述と面接は同じだ!(=面接で行うことを論述は筆記にて伝えるの意)ということはよく言われますが、このような具体的な方策は標準レベルの面接では正直求められていませんでした。つまり国家資格になりより高いレベルが求められているということの一面でしょう。
さて。話がそれましたが、設問3の①では2つの提案を示せということですが、CL5で
「へぇ~」と反応があるので、これはひとつ気づき(相談者が知らないこと)を提示していると考えられますね。(この「~」を使う逐語が個人的には嫌いで仕方ありません(笑)正式な日本語ではどう解釈したらよいのかもわかりませんし、「~」と「ー」のニュアンスの違いも定義されていませんから(笑))
提案で考えられるものはすぐに職業訓練があると思います。これは思いついても、どう書き表したら良いか、悩まれた方、多かったと思います。これは今までにみない論述問題ですのでそのあせる気持ちはとても理解できます!
2つ情報提供するので、職業訓練を2種提案しても良いでしょう。また、他にも提案できることはあると思います。
②に関しては提案のうち、いずれかを選び、そこで行う具体的な「助言・教示」を面談の流れにそって記載していくことが望ましいです。
ここも、逐語で話がすすんでいると仮定して、その途中から書けば良い、というご意見もあるかと思いますが、「あなたなら」ということで問われているので、実際の面談の流れにそって、受容しながら、相談者が自律的に行動できるような、かかわりを段階的に示していくことが望ましいと考えます。もちろん、設問2で解答している相談者の問題も解決することを含みおくことも視野にいれます。
長くなりましたが、これらを含みおいて答案を作りあげていきたいものです。
答えはひとつだけではありません。自身で思いつくものをいくつかリストアップしていくのも良い勉強法でしょう。
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