自己効力感(self-efficacy)とは、バンデューラによって提唱された概念で、自分がある行動についてしっかりとやれるという自信(効力感)のことである。
-「新時代のキャリアコンサルティング」-キャリア理論・カウンセリング理論の現在と未来 労働政策研究・研修機構(編)より引用
この自己効力感を「やる気がなくなっている」と解釈されている方がいらっしゃいますが、こまかく言うならば、「やれる気がしない」というほうが近いと思います。
さらに細かく言うならば、「合格率が2%という数字だから漠然と無理」と思うより、「合格率が2%の2%に入る能力を自分が持っているという自信」がないので、「やれる気がしない」ということでしょう。
たんに、自己肯定できていない、ということと、バンデューラがいう自己効力は似て異なるものですのでご注意ください。