「マウンティング」そのものは試験に出題される用語ではありませんが、カウンセリング時に相談者から話される可能性が低くない言葉であります。
もともと「マウンティング」は哺乳類の交尾の際、他方のものに馬乗りになることを指し、サルなど霊長類では交尾の際ではなく、その個体の強さを示す際に行われる行為を指しています。
そこからさらに転じ、ヒトが所属するグループやコミュニティの中で、自分を含めた他者を格付けし、自身より低位にあると「勝手に」みなしたものに対して、大きくでたり、小ばかにしたり、低く扱う行為をさしています。
仲良しグループの中でも、ちょっとしたことを基準に、格付けをしあうことは、若い男女のみならず、どの年代でも行われがちですね。その基準になることは、収入、学歴、容姿であったりとさまざまなようです。
他者と比較しないといられない人は放っておきなさい、と思いますが、渦中になってしまうとなかなか冷静ではいられないものですね。
あえて、カウンセラーからこの言葉を遣うことはありませんが、相談者から出てくるケースを想定して、現代用語の説明をしました。