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キャリコン1級 実技論述試験を研究していく その5 必須問題を考えてみましょう 問1

キャリアコンサルティング技能検定1級は現存するキャリア関係の資格で最高峰のものです。合格率も低く、なかなか難しい試験ではあります。

 

実技がとくに難しく、論述、面接ともに苦労される方が多数です。

 

その背景から論述試験を研究していくシリーズです。

 

私自身、最近2回の1級論述試験を受験し、2回とも合格点を取っていますので参考にしてください。自身のタイプは、国家キャリコン論述解答例をお伝えする際に申し上げた通り、試験細目に従い、まんべんなく網羅した得点拾いスタイルの答案を提出します。

 

まんべんなく網羅することで、コツコツ得点を積み上げ、減点ポイント(論理矛盾、誤字脱字等)を極力減らし、合格点を目指します。

 

一方、スタイルとしては、ポイントとなる一点を深く掘り下げて考察する論述答案を作成される方もいらっしゃるようです。高得点を取られる方にこのタイプが多いようです。

 

どちらのスタイルが良い、一方がダメということを申し上げたいのではなく、網羅スタイルの考え方を記しますので、参考程度におさめて頂ければと思います。

 

  

sangyocounselor.hateblo.jp

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その5から、いよいよ論述問題そのものをみていきます。

 

問1 この相談者Aについて、どのような問題があるか、あなたの考えをその根拠を含めて記述せよ(15点)

 

これは2級技能検定の問2に相当するもので、提示された逐語記録、面談記録から、あなた(事例指導者)がみる相談者の問題を、「根拠」を含めて記載するものです。

 

この「根拠」は逐語記録、面談記録に記載されているものが望ましいです。いえ、記載されていないものは「根拠」にはなりえません。

 

ただし、逐語記録、面談記録に記載されている「ある根拠」から「次の論点が考えられ、その論点が根拠となり」相談者の問題を推察することができるという、いわば三段論法のような展開もありえるでしょう。

 

あくまでも、逐語記録、面談記録に記載されていることが「根拠」の出発点でなければなりません。

 

では問題はどこにあるかというと、これはキャリアコンサルティングのプロセスの中のいずれかのポイント、あるいは複合的なポイントに問題があると考えていくのが良いでしょう。

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