ストレスに関する問題は試験でも出題されやすいところです。
ストレスに対処するための行動をストレスコーピング(coping)と言います。copeは「うまく対処する」という意味があります。
ストレスに対処するため、というと、気晴らしであったり、お酒を飲んでみたり、その場から逃げてしまう(これは悪いと言う意味ではありません)などがパッと思い浮かぶかもしれませんね。
それらも対処の仕方ではありますが、ストレスのもとである「ストレス要因」への対処とは言い難い部分が残ります。
ストレス要因に対して行うストレスコーピングには2種あると言われています。(これは現時点のテキストにははっきりと明記されていませんが、知識として持っておいた方が好ましいです)
①問題焦点型コーピング
ストレス要因が何であるかに焦点をあて、その要因を取り除く方法
②情動焦点型コーピング
ストレス反応を抑える、解消するような緊張の緩和、リラクセーションなどに注目する方法
いずれの方法が適しているのか、それはまさにケースバイケースであると言えましょう。