キャリアコンサルタント養成講座に行くと、「職務経歴書」を書いてという話がロールプレイなのででてきますが、あなたは実際職務経歴書を書いたことがありますか?
転職経験がおありならば書いたことがあるかと思いますが、例えば私自身は1度転職をしていますが、それほどうるさくない時代であったことと、外資系への転職であったので、今、あなたが学ばれる標準的な職務経歴書を書いたことがない部類の人間になると思います。
しかし、キャリアコンサルタントとして相談を承るからには、書いたことがないというのでは話になりません。そのような状況があるにもかかわらず、実際の職務経歴書を見たことがないままキャリアコンサルタント試験やキャリアコンサルティング技能検定を受ける方がちらほら…。
もちろん事情もあるかと思いますが、ここでいったん整理してみたいと思います。
まず形式ですが大別すると3つになります。
① 時系列型(編年式):時系列にそい、学歴、職歴などを並べます。若年層向け。
② 逆時系列型:最近の職務をアピールされたい方向け。
③ 職能型:得意なもの、インパクトのあるもの、また、応募する職務に影響があるものから記載していくタイプ。多様な仕事を行い、特定の仕事に応募する方向け。
記載する内容は、当然ながら、個人の氏名、住所、連絡先。志望職務・動機、職務経歴、資格、技能、学歴などがあります。
男女雇用機会均等の考えから、性別や生年月日等は記載しなくても良い、という考え方もあります。また顔写真等もいらない、という考えもあります。これは採用する側の事情も熟慮したうえで、どうしていくか考えていく必要があるでしょう。
記載することが多くあるので、長ければ長いほど良いかというと、決してそうではありません。A4サイズの紙で1-2枚でまとめることが望ましいです。当然、書く内容を精査する必要があるのです。
内容を精査することはもちろん誤字脱字、わかりやすい表現を心がける必要があります。ぶっちゃけて言うならば読んでもらってナンボです。相手(採用側)が読みたくなるような職務経歴書を書くことは言うまでもありません。
外資系の場合は、カバーレターや、リファレンスなどが必要な場合がありますが、その方法はまさに専門家に確認して進めることが望ましいです。