キャリアコンサルティング技能検定1級は現存するキャリア関係の資格で最高峰のものです。合格率も低く、なかなか難しい試験ではあります。
実技がとくに難しく、論述、面接ともに苦労される方が多数です。
その背景から論述試験を研究していくシリーズです。
私自身、最近2回の1級論述試験を受験し、2回とも合格点を取っていますので参考にしてください。自身のタイプは、国家キャリコン論述解答例をお伝えする際に申し上げた通り、試験細目に従い、まんべんなく網羅した得点拾いスタイルの答案を提出します。
まんべんなく網羅することで、コツコツ得点を積み上げ、減点ポイント(論理矛盾、誤字脱字等)を極力減らし、合格点を目指します。
一方、スタイルとしては、ポイントとなる一点を深く掘り下げて考察する論述答案を作成される方もいらっしゃるようです。高得点を取られる方にこのタイプが多いようです。
どちらのスタイルが良い、一方がダメということを申し上げたいのではなく、網羅スタイルの考え方を記しますので、参考程度におさめて頂ければと思います。
その6からの続き。必須問題 問3を考えていきましょう。
問3 あなたが、この事例相談者の立場なら相談者Aに対してどのように対応するか、あなたの考えを記述せよ。(20点)
これは、2級試験の問3②と類似しています。酷似ですね。
私自身が、まんべんなく網羅する派なので(何回書けば気が済むのかw)、実際の面談をイメージして、できうることを文字数が許す限り書いていきます。
これは、「どのように対応するか」とあるので、「あたたかく相談者Aを迎える」ことから書いていきます。
その上で、キャリアコンサルティングのプロセスに沿った流れで、面談をすすめていく手順を書いていきます。
ただし、問1で述べた相談者Aの抱える問題と見立てた内容を解決に向かう方向、かつ、問2で述べた事例相談者が示した問題の同じミスをしない注意をはらいます。
当然ですね。事例相談者が示した問題を同じようにやってしまっては、事例指導者にはなりえません。
必須問題はあまり考えすぎずに、とにかく書く。これが私自身が合格点を取るために心がけていることです。
ここで、あえて不遜なことを言い添えますと、論述に関しては、対策をするかしないかだけの差だと思っています。もちろん、絶対合格のルールや宗教的にエライ先生を信仰して学ぶことも合格に向けての一つの方法ではありますが、ここまでの論述に関しては、試験細目にのっとり、そこで求められていることにまんべんなく応えていくだけなのです。
既得権者は難しく表現したり、合格者像を小難しくのべたりすることもあります。もちろん、理念信念ない方から指導は受けたくないですが、そこまで聖域化していくことはないのではないかな、という思いから試験対策を私はやっています。試験ですから科学的にある程度のルールが見いだせるはずなのです。
最小限の努力で合格を手にする。それこそが試験対策の醍醐味です。
2017/12/14追記
ギリギリ対策も間に合う。これだけ!!
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