アイヴィが開発したマイクロカウンセリングは、最近、よく取り上げられています。学科試験でも出題されがちですが、キャリアコンサルタント面接試験では、この面接手法を用いるように指導する指導者もいます。
キャリコン面接試験の「キモ」ともいえる、「問題把握」がやりやすい(問題把握自体が易しくなるという意味ではありません。)背景があると思います。うーん、やりやすい、というよりも、他の手法に比べて、問題把握に届きやすいということのほうが近いかもしれません。
マイクロ技法を大別すると次のような階層になっています。下にいくほどクライエントへの影響力が強いと言われています。
① かかわり技法
はげまし、繰り返し
いいかえ
感情の反映
意味の反映
② 中間3技法
開かれた質問
閉ざされた質問
焦点の当て方
③ 積極技法
情報・教示・助言
自己開示
フィードバック
解釈
論理的帰結
指示
対決
ここからも、カウンセラーがむやみに自己開示をしない、タイミングをはかるということがわかりますね。