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産業カウンセラー試験対策 用語 少子化 しょうしか #キャリコン試験 #産業カウンセラー試験

 

 

少子化は文字通りに「出生数が減少していく」ことをさしています。現在年間出生数は100万人を切り、高齢化社会になりつつありますが、では、何故、少子化が問題なのでしょうか。

 

理由はいくつかあります。

 

まず、あげられることとして、出生数減少による社会経済が弱体化していくことがあります。単純に労働人口も増加することがなく、労働力が低下していくことが、考えられます。同時に寿命は緩やかに長くなってきていることにより、高齢化社会となり、若年層の負担増大も危惧されます。

 

また、出生数減少により、社会システム(自治体など社会安定のための根幹システム)のなり手(働き手)が減少し、公務員(自治体職員、警察官、消防官自衛官等)が減少し、安定した社会システムが崩壊していくことも考えられます。

 

このように国力が低下する問題の他、出生数減少により、子育てがしづらくなる社会も考えられます。子供の数が減るのだから保育機関への入所競争率が下がって良いのではないかと単純に考えたくなりますが、それはあくまでもごく一部の集中している首都圏のみの話で、地方に目を向けると、十分な保育機関が提供できなくなる可能性が考えられます(設備コスト、人員コストの低下などを理由に)。

 

すると、その子供たちの父親・母親世代など、結婚し、子育てをしていきたいと願う人生を叶えることに障害がでてくることになります。(例:生んでも育てていけないからあきらめる。生み育てて働き続けたいが支援が十分でない。)

 

全員参加社会を訴えている現状からすると、最後の理由が少子化を問題と考える表向きの理由であると思われます。(実際は国力を弱めず、国際社会での競争力を強める意味合いが大きいとも思われます)

 

 BABY

 

 

 

対策として、考慮されていることは、

子育て支援

性別を問わない育児休業体制、物理的補助、保育施設の拡充、地域社会(シニアや空き家等)を活用した保育支援

②職場環境づくり

上記①が実施されやすい法令整備、考え方の浸透

③IT等を利用した手順簡略化

保育にともなう物理的な手順(連絡事項、保護者会等)の簡略化

などがあります。

 

少子化の言葉の意味は理解できていても、なぜ、少子化が問題であるのか、その理由を含めて理解していくようにしましょう。

 

また、キャリアコンサルティングの視点からは、個々人がなりたいと描く人生に近づいていくための支援として少子化対策を理解しておくことは必須であるといえます。

 

 

※このように語句を単純に覚えるだけではなく意味合いや背景まで考慮し、理解を深めていくと、ただ単なる暗記よりも記憶は定着しやすいです。

たとえば分からないことがあるときに、いつでも、このような説明がえられることがフルサポートの特長点であります。

 

 

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