12月16日、キャリアコンサルティング技能検定試験、学科試験、実技論述試験を受検されたみな様お疲れ様でした。
私も、東京の明治大学の会場で1級学科と論述を受検してきました。
総評に関しては改めて後日解答を吟味したうえでしたいと思いますが、何となくの感覚で言うと、1級学科は前年度とやや易化~同程度、ただし、見たこともきいたこともないと感じる内容が出題もされたようです。いわゆるくじ運を試す捨て問題でした。
1級論述に関しては、必須問題は、今までとは異なり、指導者としてどれだけ引き出しを持っているか尋ねる問題になったのかなという第一印象を持ちました。
どういう方策をするのかイメージできずに手が止まってしまった人もいるでしょう。
とある相談者を目の前にして一つだけ方策まで決め打ちして、相談者の他の不安をつぶしていく能力が欠けている人には苦戦するスタイルになりました。そう言った意味では、BKSワールドでご用意した合格パスワードシリーズのテンプレート「だけ」では心もとなく感じた方もいるかもしれません。
今回の出題を含みおいて、2019年12月に実施される第9回1級キャリアコンサルティング技能士試験対策教材は改編していく必要性を感じました。
自身の解答はまた後日解答例として頒布しますが、必須に関しては、私は、相談者ののやりたいことが固まっていっても対応できるような筋書で解答しました。ちょっとしまりのない解答であったかなと反省はしています。
選択はもちろん教育にしました。教育が試験対策としてはやりやすいということは変わらないようです。
ここからは僭越ながら苦言を呈したいと思います。
受検生のみなさん。お行儀良くない方、散見しました。本当に悲しかったです。
とくに、昔からの知り合いや一緒に学んできた仲間を試験会場で見つけた時。
大きな声をだし回り構わず話し続ける。
昼休みも貴重な勉強時間としている人もいるにもかかわらず、傍若無人に大きな声ではしゃぎたてる。講師をしている方も少なくないでしょうから、声が大きくなりがちなのは仕方ないですがTPOをわきまえたらいかがでしょうか。
大学受験をする生徒の方がまだお行儀がよいですよ。
試験終了の合図とともにすぐさま身を乗り出した隣席の知り合いとおしゃべりをはじめる。
試験会場で知った顔をみかけると、ほっとして、リラックスできる気分は十分に理解しますが、試験会場でこのような振る舞いをする方から、スーパービジョンも事例指導も、そしてキャリア相談も受けたくありません。
それが正直なところではないでしょうか。
非常に強いムラ意識。うーん。そういうことをそのまま続けていく限り、キャリアコンサルタントという職業が世間から評価されることはないと悲しくなりました。
本来、試験対策勉強はもっと孤独です。集団で仲間意識をもってやるものではないです。あまりの声の大きさに、ハロウィーンの大騒ぎを思い出したほどです。
この試験会場で大声でおしゃべりするというのは、「ネットワークの形成]とは全くの別物です。他者が静かに過ごしたい時間に騒いでいるのは「ネットワーク」とはちがいます。たんなる馴れ合い。
集団でたむろしない、大きな声を出さない、当たり前のことですよね。その当たり前のことさえ、消し取ってしまうのでしょうか。技能検定は。決してそうではないはず。同窓会じゃありません。
これから受検を考えるみなさま。少し考えてみませんか?ふさわしい行動、よろしくお願いいたします。自省もしましたが、ひとりひとりの行動がキャリアコンサルタント全体のイメージを作り上げていくのにもったいない話です。