キャリコン試験の論述試験は解答例が示されていないため、受ける側からするととても悩ましい試験となっています。
そこでたよりになるのは、解答例や対策講座になりますが、情報収集や、対策講座に出席し、さまざまな解答スタイルに触れれば触れるほど、また悩みが深くなってくるものです。
Aさんの解答例は●●と言っているが、Bさんの対策講座では全く方向性が異なる▼▼と言っている。自分からするとどちらも良く見えるし、どちらが得点がとれるか悩んでしまう。
これは誰でも持つ悩みであると思います。
しかし、その悩みを持つ時間をなるべく短くする必要はあります。自分自身で「このスタイルでいく!」と決めたらもう揺るがずに、その方法を貫くことが試験対策として大切です。
では、どのようなスタイルがあるかということが気になる点ですが、ケースにあわせて深掘りをして答えるスタイルと、テンプレート的(ひな型)にまんべんなく広く浅く答えるスタイルがあると思います。
前者は高得点が取れる可能性がありますが深く考察することが求められ、後者はひな壇にはめ込むので、まんべんなくあまり高くないところでの合格点を目指すスタイルです。
BKSワールドで推奨しているのは後者です。キャリコン試験はある程度のところで合格点が取れればよいので、手間をかけずに型を身に着けて、まんべんなく答える形式です。高得点を狙えるものではありませんが、合格点ははずさない方法です。
ヒトに向き合うキャリアコンサルタントとすると、少し機械的に感じて嫌悪感を持つ方もいますが、得点を付けられる試験ですので、必要最小限での努力での合格し、本分である、実際に存在するクライエントに向かう、また、今後の自己研鑽に力を注ぐほうがずっと実入りが多いという信念のもと、そのスタイルでの解答例を公開し、解答方法を推奨しています。
話が長くなりましたが、国家キャリコン、2級技能検定、1級技能検定の論述解答例を近日中に発売開始します。その前に、まず、BKSワールドが解答例を出すにあたって、どのようなスタイルで答案を作るか、その考えをお伝えしました。