いよいよ国家キャリコン第14回試験が近づいてきています。
不安な気持ちを抱えながら、学科試験対策、論述試験対策、面接試験対策をされていることでしょう。
学科試験に関しては、実施団体にかかわらず共通の問題が出題されています。論述・面接は実施団体により異なります。
学科試験は50問4択から正解を1つ選ぶ形式です。これは国家キャリコン試験のみならず、2級キャリアコンサルティング技能士試験でも同じになっていることはご存知でしょう。
学科試験対策は過去問題をしっかりやっていくことが唯一無二の方法でありますが、その過去問題、ふと、2級の過去問もやったほうがよいのではないだろうか、とお感じになりませんか?
これはある意味正解でありますが、無理してまで手を広げるならば、国家キャリコンの過去問に絞った方がベターと言えます。
国家キャリコン試験も次回は第14回。すでに回数を重ね、また、キャリコンの能力要件も新しい内容で打ち出され、国家キャリコン試験開始時にカオスのときから比べると、国家キャリコン、2級技能士の性格や求められていることがすこしずつ境界がはっきりとしてきているので、開始時のように「同じ方向性」ではなくなってきている部分が顕著になってきたので、2級の過去問に無理をしてまで手を広げる必要はなくなってきました。
☆ 2級キャリア技能士学科試験 最新3回分の解答解説もご用意しています
理論、労働市場に関わる時事問題や数値のトレンド(例:能力開発基本調査)などは重複するので、目を通しておくことによって有利にはなりますが、国家キャリコンに求められている「相談者に直接向き合い、より相談に密着関連している事柄」については2級ではあまり触れられておらず、方向性の異なる出題もあるので余力がないときに手を広げて、本来対策すべき国家キャリコンの過去問題がおろそかになることだけはさけてください。
国家キャリコン学科試験の過去問解説に「2級でも出題された」とあると、ついついあせって2級もやらなければ、と思ってしまいます。しかし、国家キャリコン学科の過去問対策がプライオリティ・ワンです。
また、1級の問題もついつい手を伸ばしたくなりますが、本当に時間があまったならば、にしてくださいね。1問、2問解いて、できた、できなかったと一喜一憂するのは時間の無駄です。1級はまた性格が異なるので、知的興味心以外では手を伸ばす必要はありません。
ただ!まだ、第14回試験までは時間がありますから、今から集中してやるならば、国家のみならず、2級の学科問題までは振り返ることができますね!
試験日まで健康管理に気を付けつつ、全力を尽くすようにしましょう。
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