1級キャリアコンサルティング技能士実技合格
こんにちは。BKSワールドの飛田です。
お久しぶりすぎる投稿ですが、自分でも思わぬうれしい結果がでたので情報をシェアしたいと思います。おかげさまで今回の1級キャリア技能士実技試験が合格していました。やった~。
おまけに鬼門の面接試験が合計70点というなかなかな高得点での合格。自分でもぶったまげました。
実は、これ、一回もロープレ練習していなかった結果なのですよ!!論述も過去にBKSワールドが作成した論述対策をちらりと見返しただけ。実際に手を使って書くということは一切しませんでした。
いやいや、細かく申すと、今回の試験は、まる2回あけて3年ぶりの受検でしたので、その間一度もロープレを練習しなかったのです。論述も3年ぶりに答案作成を試験会場にてしました。準備どころか、今回はケースすらあまりよく見ないで受検しました。
実技の合格率は9.62%。過去に4回受検しており、必死になって対策をしたときよりもかなりの高得点となりました。今回自分がやったこと(と言ってもほぼ何もしていない)や、やらなかったことは、もしかしたら、実技で困っている方にとってかなりのヒントになるのではないかと思い、久しぶりのブログですが、忘れないうちに記録しておきたいと思います。
※こちらでは概要だけにしようと思います。やや根性論というか、あり方の話になりますので、汎用性・再現性はどうなのかな?という部分もあるので。それら含みおいて夏くらい(2022年夏)までにまとめて、文書や動画でお届けできれば。具体的な面接試験でのケースや進め方、試験官からも笑い声がでてなごやかであった口頭試問の振り返りに関しては、ご縁いただく方とだけ後日シェアしようと思います。
とりあえず、これをご覧になるどなたかにとって何かの気づきになればいいなぁと願って記していきます。
1級キャリアコンサルティング技能検定 学科
過去に自分も申した通り、学科が合格点に届かないのは厳しいけれど努力不足。今回の私は過去問をちらりと見返しただけ。威張って言うことではないですが、当然の結果だったと思います。痛恨のあと1問ということですが、悩んで選んだものが誤、他方を選んでいれば、というのが3問ほどありました。
しかしそれはたられば。言っても仕方ないこと。ここは気持ちを引き締めて、第12回の学科に向かいあうようにしていきたいです。
ただ、不合格だったのに申すのはあれですが、1級キャリコンも初期のころにあった揺らぎのような難易度のばらつきも減り、昔ほど「落とすための試験」ではなくなったな、と解答しながら感じました。つまり時間を相応にかけて向き合えば合格点が取れる試験になってきたと言えるでしょう。だからあきらめずに苦手意識をもたずに行く。
1級キャリアコンサルティング技能検定 実技 論述
過去に自身で作成した合格テンプレートをチラ見しただけでの受検でした。プリントアウトすらせずにスマホの画面で見ただけです。エコですね笑。かけた時間は1時間弱。一回も自筆で書くなどの作業はしませんでした。
ただ、たまたま同時期に #日商簿記2級 の勉強をしていたので、手にペンを持って文字を書くということはかなりやっていました。文字を書くということに抵抗は全くない状態でありましたから、一回も自筆練習していないとは言い切れないかも?でも論述は過去問すらチェックしませんでした。しかし過去に自身で考え、身につけた合格テンプレートを間際にチェックしたことが合格点につながったのかと思います。
私が合格テンプレートでお伝えする方法は高得点は取れないけれど、ほぼほぼ合格点ははずさない65点前後取れるものです。詳細はここでは記載しませんが、パターンをつかみ、テンプレート的に答案の枠組みをとらえ、そのうえでケース特有のエッセンスをちょこっと入れます。2回受検しないでもそれが当てはまったので再現性は高いと自負しました。こちらは第12回試験に向けてきちんと準備し教材としてお届けするようにしていきたいです。
ふと周りを見ると論述落としの方をちらほら見かけました。面接の点数がよいのに論述落とし。ほんともったいない。それは、もしかしたら論述試験も面接試験と同じという呪縛があるのかなと感じました。論述は実技ですが、筆記でもあるので、リアルで事例相談者と対峙する面接試験とは異なります。言葉選び一つも異なります。
面接が高得点なのに論述落としの方は、あの試験会場でペンを持ちながら面接試験の時のように解答はイメージとして頭の中にあるのにそれを文字化できないで数点落としているのではないでしょうか。そういう方にこそ是非合格テンプレートのパターンで答案作成する方法を試していただきたいなと感じました。論述でそれほど苦労することはないんですよね。ぶっちゃけ。手をかけないでよいことは手をかけずに済ませ、本来の支援に時間を割くようにしていければいいのにと願っています。
1級キャリアコンサルティング技能検定 実技 面接
過去に受検したときは、事例相談者が持ってくるであろう事例まとめも数種作成し、面接のシナリオを作っていました。はじめの挨拶から始まって、自己紹介、場面構成、そして、展開の仕方、問題把握の部分での決め台詞、具体的展開での提案や実施。さらにネットワークや今後の自己研鑽の在り方まできっちり記載されているシナリオでした。もちろん、口頭試問もばっちり台詞まで書いてあるものです。
しかし、今回はそういうことを一切しませんでした。実は論述がそれほどできている自信もなく当日まで「面接やめようかな」と悩んでいたので、当然準備などするはずありません。
なめてますよね笑
みなさん1年前から計画的にロープレして、自分に向き合いながらなんとか合格を目指す試験なのに。
ですが、今ならわかることがあります。過去に受検したシナリオありきのロープレは、徐々に事例相談者もうんざりした表情がちらほらでてきたり、試験官はさすがに顔にはだしませんが機械的な口頭試問だったりしました。一方、自分は
見て!!シナリオを作って、これだけ準備がんばった私を見て!!
状態でした。そりゃー、空回りしますよ。まさに、今回協議会から発表された受検者の傾向にある力不足な受検者そのものでした。力不足なのに力でごり押しするようなもので、あかん警察呼びたくなっちゃいます。
これを今回全くしなかったことがプラスにつながったのだろうと受検者の傾向を読んでストンと腑に落ちた気がしました。
もちろん、面接は試験官や事例相談者役がガチャのように与えられて、相性もあるので水物ではあり、今回の自分の体験は本当に恵まれていたと思います。ラッキーなだけだったとも思えます。別の組み合わせであったならこの結果にならなかったかもしれません。
そのラッキーさをふまえたうえでも、試験対策のロープレ中毒のようにがんがん攻め込み、ご自身が主演女優・男優となってしまうスタイルはラッキーを逃してしまうのではないかと思います。試験会場の個室において、困って相談に来ているのは事例相談者であって受検生ではないです。ましてや受検生が準備してきたことを披露する場所でもありません。
もし、ご自身にその様子があるかも?と感じられる方は、少し力を抜いて事例相談者のペースに合わせることをためしてみてください。1級面接の主役は事例相談者と相談者であって受検者ではないです。
ここ、重要なので繰り返します。
1級面接の主役は事例相談者と相談者であって受検者ではない
さて、ここで、ちょっとしたヒントになりそうなことを2つ。今回、ケース研究やロープレ練習などは何もしなかったのですが、普段から心がけたことがあります。それを記してこの記事を終わりにしようと思います。
まず一つ目。キャリコン更新講習の講師が若くていらっしゃるのに1級ホルダーで、たたずまいや言葉の選び方、受容の仕方など受講生をとても大切にされていることが大変よい気づきになりました。「こういうたたずまいだとよいのか」と目からうろこがぽろぽろ落ちました。講習内容もさることながら私にとっての収穫はその講師の在り方を目の当たりにできたことでした。
もう一点。それは、普段のカウンセリングでも自分が話す文字数が相談者を越えないように心がけたことです。日常会話も冗長にならないように心がけました。自分が話すことで相手の時間を奪わない、そんなイメージです。
今はマスクをせざるを得ない時期でもあるので、ノンバーバルの部分にも伝わりやすさを心がけ、目はいつも笑うように。言葉を発するときも、言葉の抑揚で伝われば、私の発語が短くて済みます。なるべく自分は話さない。でもちゃんと目の前にいる人の発言をリスペクトしながら聴いているよ、という姿勢が伝わるよう努めました。それが自然と出たことが功を奏したと思います。
2つ目の心がけは当たり前っちゃぁ当たり前なのですが1年に一度しかない試験で自分が検査されると思うとついついチカラもはいってしまう場ではなかなか難しいです。難しいことだからこそ実はかなり大切なことではないかと思います。
まとめ
テクニックや練習法の部分では全く役に立たないなんだかほんわか掴みどころのない話が多かったと思いますが、早い段階で一度ご自身の在り方や求められているものを振り返ると間際の練習がより実りあるものになると思います。これが何かの参考になればとてもうれしいです。