個人的に「なるほど」「そうなんですね」応答が好きじゃなさすぎて、「なるほど」警察を一人で構成し、警ら業務をしています。その思いはこちらの記事に書いてあります。
とはいえ、とびーの警らぶりに「えっ?」と驚きを示す人も少なからずいらっしゃるんです。まあ、そうなんですね、なるほど、など、一見会話を潤滑にする言葉に見えますからね。
しかし、前にも記しましたが、「そうなんですね」「なるほど」と応答するくらいなら、無言でうんうん姿勢を示したり、たまに重要な言葉を言語追跡するほうがずっと誠実に見えるんですよ。というのは、そうなんですね、が実際に相談者が話したことを受け止めるために遣われているのではなく、たんにキャリコンさんが「次に何を話そうか」考えていたり、頭の中を整理したりしているから、見透かされてしまうというか、軽く見えちゃうんです。
ですので、今後もコツコツとそしてわきまえつつ「そうなんですね・なるほど警察による警ら」を続けていきたいと思っています。
しかし、先日ネットでその警らに対する意欲を大きくそがれる記事を見つけてしまいました。あまりの衝撃にURLをピン止めすることもはばかられてしまい、元ネタがどこにあったか分からなくなってしまいました。
そこに書かれていたのは
なるほどですね
です。なるほどね~、ということを丁寧にするためにですねをくっつけたようですが、これマジで、めちゃくちゃ話す気そがれるでしょ。コンビニで「千円のお預かりでよかったでしょうか?」って言われるよりもずっと嫌(笑)。なるほどですね、って言われたら、たぶん「今のなるほどですね、というのは、どういう意味ですか?」って尋ねたくなってむずむずすると思います。
この手のことを言うと、「そういう細かいこと無理」「どうでもいいこと一生懸命言い過ぎ」っていう風に思われる方いらっしゃると思うんです。それはわかっているんです。しかし、そういう細部にこそ神は宿りますし、私たちキャリコン自身の在り方が現れると思うんです。
だって、人と人の心や気持ちの交換って些細な事から誤解や行き違いが生じますよね。そして、それが重なって大問題になる。大問題になったときには、もう手の施しようがなくなる。
予防策としての気遣いなのかなと思います。考えてみてください。
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